介護職の転職と採用 / 採用になる面接
私は約10年間、介護施設の事務長として介護職員の採用面接に携わってきました。
その経験から面接する側、採用する側の目線で私が介護職員を採用する際に
特に気をつけている面接時のポイントについて説明します。
介護職が採用になる面接
基本的に面接では以下の理由で採用にするポイントにしております。
※私の主観です
- 初対面の印象が良い(※超重要)
- 事前に施設のことをよく調べている
- 面接官に実務的な質問をする
- 資格取得やを上を目指す姿勢が見える
順番に解説していきます。
1.初対面の印象
誰でも初対面の印象に大きく影響を受けます。
「最初に感じた直感=事実」となる確率が約6割以上であると言われております。
応募時の問い合わせ、面接の席に着く前、面接開始時のあいさつなどが
明るく、はっきりとした印象で受け応えをしてもらえると面接官も気持ちが良い
ものです。
また、服装、身だしなみも重要です。清潔で堅いイメージを持たせると非常に好印象を与え採用につながります。
2.施設のことをよく調べている
その施設の種類、機能や規模(床数・定数など)はホームページなどで調べた上で応募した方が面接官に非常に好印象を与えます。
把握した上で、現在の職員数や夜勤体制など実務に係る質問をすると
「この人は仕事ができるな」と面接官に良い印象を与えます。
3.面接官に実務的な質問をする
介護職として就職するにあたり給与面など雇用条件、通勤方法、異動の有無、施設内
の人間関係、残業の有無などなど、たくさん聞くべき内容があるはずです。
また、できるだけ面接の時間内で質問することをオススメします。
できれば、事前にメモなどで質問事項を箇条書きにし順に質問すると、
面接官は「この人はきっちりしているな。仕事できる人だな」
と、好印象で良い結果となるでしょう。
また、前職の経験を踏まえ、比較しながら質問すると良い印象を受けます
例:前施設では夜勤の人数は4名だったが、この施設では1回何名体制で、一人当たり月何回程度ありますか?
などと質問すると自身の経験もアピールでき、また面接官は他の施設の情報に興味が
ありますので良いコミュニケーションが取れるようになります。
4.資格取得や上を目指す姿勢が見える
まだ「介護福祉士」の資格を持っていない方は、「今年、実務者研修を修了し来年度受験予定です」などの取得の意向と予定を述べると良いでしょう。
また、他の介護職に係る資格に関しても研修など受講予定があればアピールすると良いでしょう。
とにかく前向きで向上心のある姿勢はアピールになり面接官にとても良い印象を与えますので準備しておくと良いでしょう。
以上が、介護施設の採用となる面接でした。
介護施設の採用する側の本音を言えば、
「トラブルを起こさず、長く勤務してくれる方」を常に求めております。
この部分さえアピールできれば超売手市場の介護職に関しては難なく採用されると思います。
現在、介護職で転職をお考えの方はよくご自分をチェックしてから面接に臨んでいただければ幸いです。
記:介護の現場ブログ かいごのじむちょう